買い物は楽しい




昼休みを使って銀座の麻布テーラーで冬物のスーツを作りました。生地はサキソニーで、チャコールに白のストライプが入っているものです。ここ2〜3年はスーツはなるべく作らず、吊るしを来ていたのですが、どうも僕の極端になで型の肩には合わない様でラペルが浮いたり、シャツの襟がラペルの上に出たりしてどうもしっくりこないんですよね。全体的な形が細身で「おにいちゃん風」なのも、クラシックでエレガントな形の方が好きな僕にはやっぱり愛せないな、と。で、ちょっと予算の枠を広げてオーダーしてみました。生地を英国から取り寄せてからの仕立てになるので出来上がりは12月になります、と言われましたが楽しみです。

一枚目の写真は対応してくれた店員の皆さん。大事なことだと思うのですが、皆さんものすごくダンディなんですよね。クラシカルでいい色合いの組み合わせの服を来ていらっしゃって、こういう店員さんを見るとスーツだけでなく、日常使いの服もオーダーで作りたくなります。

尊敬している電通の大先輩である白土謙二さんから聴いたのですが、数年前、ユニクロの柳井さんから依頼されて分析した「ユニクロの売り上げを2倍にするための課題」について、一番最初に彼が問題だと思ったのが、「店員さんの服の組み合わせがよくない。服を着ていて幸せそうじゃない様に見える」という点だったそうです。ファッションビジネスにおいて、最高のエバンジェリストは店員である、ってそりゃそうだろうな、と思った次第。

そして店から出てみると何と雨。1年程愛用していたドイツのワンタッチ折り畳み傘を先日タクシーの中に置き忘れて以来、傘を常備していなかったのですが、目の前にあるバーニーズニューヨークで傘を物色してみたら、非常にユニークな傘に出会い、衝動買いと相成りました(2枚目の写真)。

この傘、SENZというオランダのメーカーのものなのですが、うたい文句が「風速100キロでもさせる傘」ということだそうで、これが折りたたみになると風速60キロになるらしいのですが、まあどっちでもいいやということで折りたたみを購入しました。

風速の問題はともかく、この傘、ご覧の通り形が楕円形になっていて、傘をさした時に背中や蹴り出す脚の後ろ側が濡れません。町中で傘をさして歩く、というのは余り楽しい時間ではありませんが、エンジニアリングに優れていて、ユニークなデザインの傘を手に入れたことで、その「余り楽しくない時間」をうきうきするものに変えることが出来ました。